【Quantum Protocol レビュー】やりごたえ充分!高難度のハッキングカードバトル!

ゲームレビュー

「Slay the Spire」のヒットにより、現在のPCゲーム市場では数多くのローグライトカードゲームが販売されている。

この手のカードゲームが好きなこともあって、私もいくつかローグライト(ローグライク)カードゲームをプレイしているが、ゲームシステムが似通いすぎている作品は、「Slay the Spire」と比較してしまって「少し落ちるな…」と感じてしまう作品も多い。

そんな中、「ローグライトカードゲーム」と紹介されながらも、プレイ感が全く異なる(しかも面白い)ゲームを見つけた。
それが今回紹介する「Quantum Protocol」だ。

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「Quantum Protocol」をざっくり解説

タイトル:Quantum Protocol(クアンタム プロトコル)
価格:1,320円
ジャンル:デッキ構築ローグライトゲーム
プラットフォーム:PC(Steam)

PC版のダウンロード

Steam:Quantum Protocol
爽快なプレイフィール、一手が運命を左右する歯ごたえ、ずっと自分のターン――まったく新しいデッキ構築カードゲームがここに誕生。≪女王≫率いる「クアンタム」の名のもとに、都市を襲うマルウェアをハックせよ!

恐らく今まで紹介してきたゲームの中では、最もマイナーな作品。
だがSteam内での評価は高く、発売も比較的最近(2020年11月)なので、もしかしたら今後Nintendo SwitchやPS5などへの移植もあるかもしれない。

日本語にも対応しており、この手のゲームにしては日本語の不自然さが一切ない素晴らしい翻訳になっている。

本作のストーリーは、ビジュアルノベル形式で話が進む。
内容は街を裏で操ろうとたくらみ、巧みにコンピュータウイルスをしかけている悪人を、「クアンタム」というハッカー集団が阻止しようというもの。

絵は日本人好みの綺麗なグラフィックで、この手のビジュアルノベルが好きな人ならすんなり世界観に入れるだろう。

ハッキングを行うシーンになると、カードバトルが始まる。
序盤の数戦はチュートリアルとなっているため、簡単にクリアできるが、それが終わると一気に難易度が跳ね上がる。

本作のシステムやカードはやや複雑なので、負けながら少しずつ覚えていこう。
「Quantum Protocol」のカードゲームルールについては別記事にて詳しく解説する。

新しいデッキでステージを攻略するたびマスタリーポイントがもらえる

ストーリーを進めていくと、使えるキャラクターやデッキが増えていく。

また、まだ使っていないデッキでステージをクリアするとマスタリーが1ずつ増えていき、それによってカードなどがアンロックされるという要素もある。
新しいキャラクターやデッキを入手したら、過去のステージをもう1度攻略してみるといいだろう。

「Slay the Spire」的なローグライトカードゲームではない

カードはMTGで言うクリーチャー的な役割を持つ

最初にも書いた通り、本作はいわゆる「Slay the Spire」系のゲームとは大きく異なる。
カードゲームパートの大まかなルールだけで言えば、むしろ「MTGアリーナ」の方が近いとも言える。

ローグライト要素は「その戦闘のみ使用できるカードが敵からドロップする」というもので、デッキに加える・加えないも自由。
一般的なローグライトカードゲームと比べると、ローグライト要素は薄めだ。
敵からドロップするカードが全く使えないというキャラクターもいる。

そのため、「Slay the Spire」系のゲームに期待して購入すると、あまりの違いに面食らってしまうはずだ。
しかし本作は全く別の楽しさがある。

限られた手札から最善手を見つける楽しさ

まんま詰め将棋なステージも

その楽しさとは、限られた(それほど強いとは言えない)カードを有効活用し、シナジーを使って敵を倒していくところ。
要するに詰め将棋的な楽しさだ。

キャラクターやデッキによって、強い・弱いはあるが、特にトリッキーなデッキを使って、相手の攻撃を封じ込め、ボスを撃破した時の達成感は格別。
序盤からデッキの特徴やカードの役割、そして出てくる敵の性質をしっかり見極めないと勝てないようになっている。

一度ハマってしまうと、勝てるまでプレイし、気づけば数時間経っていた、ということも珍しくない。

ビジュアルノベルパートは蛇足か?

アドベンチャーパートは良くも悪くもギャルゲ風味

売りの1つであろう綺麗なビジュアルを使ったアドベンチャーパートは、個人的には蛇足に感じた。
正直話の先が気になるというものでもなく、読み進めるのも面倒だった。
こういう話が好きな人もいると思うが…。

せっかく綺麗でかわいいグラフィックを使用しているのであれば、戦闘中にキャラクターが出てくるような派手な演出の方が欲しかった。
戦闘自体は文句なしに面白いが、いかんせん地味なのだ…。

じっくり考えて遊びたい人向けのカードゲーム

ストーリーを進め、マスタリーポイントを貯めていくと、様々なデッキが開放される

「Quantum Protocol」は「ローグライクカードゲーム」というよりも、「1人用対戦型カードゲーム」という方がしっくりくる。
「MTGアリーナ」などの対戦型カードゲームが好きな人には特にオススメだ。

1人用なので、対戦相手を待たせることなくじっくり考えられるし、ステージ中に出てくる敵は同じなので、何度も試行錯誤できる。
対人戦のカードゲームで勝てない人には考える良いトレーニングにもなる、…かもしれない。

PC版のダウンロード

Steam:Quantum Protocol
爽快なプレイフィール、一手が運命を左右する歯ごたえ、ずっと自分のターン――まったく新しいデッキ構築カードゲームがここに誕生。≪女王≫率いる「クアンタム」の名のもとに、都市を襲うマルウェアをハックせよ!

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