【Tangledeep レビュー】世界観と豊富なやり込みが魅力の不思議のダンジョン風RPG

ゲームレビュー

「ローグライト」というジャンルがある。
これは当ブログで紹介している「Slay the Spire」や「Noita」などが当てはまる今流行りのジャンルで、

  • 1回死んだら終わり(一部引き継ぎ要素がある場合もあるが、基本的に最初からリスタート)
  • 攻略するダンジョン(マップ)やドロップアイテムなどが入るたびにランダムで変わる

といった決まった約束事がある。

一方、古くからの言葉で「ローグライク」という言葉もある。
こちらは直訳すると「ローグのような」という意味で、1980年に発表された「Rogue(ローグ)」というゲームに似たという意味で使われている。
日本で言えばローグライクの代表と言えばトルネコやシレンなど「不思議のダンジョン」シリーズがお馴染みだ。

こちらは上記のローグライトの約束事にプラスして、

  • RPGである
  • プレイヤーが1つの行動すると敵も1回行動するターン制のゲーム
  • 食料を食べないと餓死する

といったルールがあり、ローグライトよりも少し狭いジャンルを指す言葉として現在では認識されているように思う(ローグライクとローグライトをほぼ同様の意味で使う場合もあるが)。

前置きが長くなってしまったが、今回紹介するのは「Tangledeep」というRPGである。
このゲームがローグライクなのか、ローグライトなのか、はたまた全く別のジャンルなのか皆さんも考えながら記事を読んでもらいたい。

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「Tangledeep」をざっくり解説

タイトル:Tangledeep(タングルディープ)
価格:プラットフォームによって異なる(1,480円~1,980円)
ジャンル:ローグライクRPG
プラットフォーム:PC(Steam)、Switch

PC版のダウンロード

Steam:Tangledeep
Tangledeepの魔法の世界に入りましょう! 従来の16ビットRPGゲームにインスパイアされ美しく洗練されたダンジョンアドベンチャーに。色とりどりのキャラクター、ユニークなジョブシステム、多量のスキル、アイテム、そして多様な環境共に奥深いターン制のローグライクゲームのゲームプレイ。違った冒険をプレイする毎に楽しめま...

Swith版のダウンロード

Tangledeep ダウンロード版
任天堂の公式オンラインストア。「Tangledeep ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。

SteamとSwithで発売中。
Steamでは2種の追加DLCも発売されているが、Swithでは1種のみ。
(追加ジョブなどがあるDLCはなぜかSwith版では配信されていないようだ。)

私がプレイしたのはSteam版だが、DLCは導入していない。

本作はプレイヤーが1つの行動すると敵やNPCも1回行動する、というローグライク形式のRPGだ。

この世界の住民は何世紀もの間地下で暮らしているが、地上への唯一の道である「タングルディープ」というダンジョンに主人公が挑もうと決意するところから物語は始まる。
ダンジョンには様々な敵や罠などが待ち構えており、これらを突破して最上階まで辿りつくことがゲームの目的だ。

ワープポータルを使えばいつでもリヴァーストーン村とタングルディープを行き来できる

本作はローグライク風RPGと紹介されることが多い。

  • プレイヤーが1つの行動すると敵も1回行動する
  • 入手できる武器や防具も通常の物の他に、ランダムで二つ名がついたより強力なものが出現する
  • 1度死んだらキャラクターが消える(英雄モード以上の難易度)

この辺りの特徴はまさにローグライクの特徴と言える。
しかし、一方で

  • 一度訪れたダンジョンの階層はマップが固定される
  • いつでもダンジョンから脱出できる
  • 満腹度のパタメータがない

という全くローグライクではない要素も併せ持っているのが特徴的だ。
特に一度訪れたことのある階層でマップが固定になる、という特徴はローグライクの入るたびにダンジョンの構造が変わるという部分とは正反対であり、これによりプレイ感も大きく異なっている。

具体的には不思議のダンジョン系のゲームのような「今あるアイテムをやり繰りしてダンジョンを進む」感覚は少なく、準備はしっかりしやすい。
一方で、各フロアに強敵(チャンピオン)が多く出現するように設定されていて、装備がイマイチだったり、アイテムをケチるとあっさり死んでしまうこともある。

JPを消費してスキルを覚えることができる。覚えたスキルは転職後も使用可能

ゲーム開始時には9種類(ゲーム中に3種、DLCで2種が追加でアンロック)のジョブの中から1つを選んでスタート。
JPを貯めることで覚えるスキルによって、それぞれのジョブごとに全く違った戦い方が楽しめる。

各職業の特徴やスキルについては別記事にて紹介している。

豊富なやり込み要素でクリアまで長く遊べる

本作の目的はタングルディープというダンジョンを攻略することであり、(できるかどうかは別として)タングルディープをまっすぐ進むのであればボリュームはそれほどない。
しかし、タングルディープ内にある寄り道フロアや、拠点となるリヴァーストーン村でのイベント、更にはアイテムを強化する別のダンジョンなどクリアまでにやれることは数多く、それぞれが主人公の強化に繋がる要素となっている。

タングルディープ探索によるレベルアップ・スキル取得以外に、以下のようなイベントがある。

  • 転職システム
  • モンスターペット育成
  • 調理
  • 武器の奥義
  • ジョブの試練
  • 果樹園でアイテム栽培
  • モノの夢(アイテムのパワーアップ)
  • カジノ
  • エリンのうわさ
  • ダンジョン内NPCに依頼されるサブクエスト

かなりの数のイベントがあるが、ほとんどは強制イベントではなく、やるかどうかはプレイヤー次第。
ジョブ含め、死ぬ度に様々なプレイスタイルが楽しめるはずだ。

旧スクウェア作品のようなドット絵と音楽と世界観

メニュー画面やアイテムアイコンも何だか懐かしい

ドット絵で描かれた可愛らしいキャラクターやモンスター、綺麗な音楽、そして世界観。
どれもが旧スクウェア時代の「ファイナルファンタジー」や「聖剣伝説」を彷彿とさせ、スーファミ時代を知る古参ゲーマーならどこか懐かしさを感じる作品となっている。

特に音楽は「聖剣伝説」シリーズの菊田 裕樹氏など、有名ゲームの作曲者が楽曲提供をしており、昔のA級タイトルと遜色ない美しいBGMが全編にわたって流れている。
古き良き時代のJRPGの雰囲気が味わいたい人には、非常にオススメだ。

いつの間にか死んでる…戦闘演出の弱さに注意!

気づいた時には手遅れにならないように!

最後に欠点を1つ。

本作は装備の強化やアイテムの有効利用、ペットの活用などの方法を理解できれば、それほど詰まることなく進むことができるようになる。
しかし、油断していると、戦闘で気づかぬうちに死んでいた…なんてこともしばしば。

この原因は戦闘でのダメージ演出の弱さにある。
画面をぼーっと見ているだけだと主人公がどれほどダメージを食らっているのかが分かりにくく、画面が赤くなったと思ったら、そのまま死んでいる…、ということが多い。
特に敵から直接攻撃でなく、敵が生成するダメージ床などで起こりやすいため、戦闘ログやHPバーをしっかり確認するクセをつけたい。

ダメージがもうちょっと直感的に分かるようになるとこういう事故が起きにくくなると思うが…まぁ自業自得と言えば自業自得でもある。

JRPGライクのガッツリ遊べるゲーム

本作はローグライクでもローグライトでもなく、「JRPGライク」というのが一番しっくり来る気がする(モノの夢も「ディスガイア」シリーズのアイテム界そのものだし)。
このように書くと懐かしさを前面に押し出した作品にも見えるが、ハマると一度死ぬまで寝られない程度には面白く、しっかり遊べる作品でもある。

難易度設定では、死んでも同じキャラクターで復活できる冒険モードも用意されているが、個人的には止め時が分かりやすい英雄モードでのプレイをオススメしたい(笑)
一度クリアしても2周目やDLCがあるため、やろうと思えば100時間以上遊べるゲームだと思う。

昔のJRPGの雰囲気が好きな人ならきっと気に入るはずだ。

PC版のダウンロード

Steam:Tangledeep
Tangledeepの魔法の世界に入りましょう! 従来の16ビットRPGゲームにインスパイアされ美しく洗練されたダンジョンアドベンチャーに。色とりどりのキャラクター、ユニークなジョブシステム、多量のスキル、アイテム、そして多様な環境共に奥深いターン制のローグライクゲームのゲームプレイ。違った冒険をプレイする毎に楽しめま...

Swith版のダウンロード

Tangledeep ダウンロード版
任天堂の公式オンラインストア。「Tangledeep ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。

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