【FX】短期トレードで勝てるシグナルを探せ!【連続陽線・陰線編】

FXの検証結果

FX手法の検証記事第23回。

今回は前回に引き続き、短期トレードの手法を検証したいと思います。
しばらくはよく利用されるインジケーターを検証していく予定でしたが、「あれ?これ行けるかな?」という手法が急に思いついたため、今回は先にそちらを紹介します。
その手法とは名付けて「連続陽線・陰線をシグナルにしたスキャルピング手法」です。

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連続陽線・陰線をシグナルにしたスキャルピング手法とは?

連続陽線・陰線をシグナルにしたスキャルピング手法とは、その名の通りローソク足の陽線(陰線)が連続で現れたものをエントリーシグナルとして捉える手法です。

ここで言う連続とは3本続けて出ること。
1分足で3本連続で陽線が出るなら続けての線も勢いで上に伸びるんじゃないかという仮説のもと思いつきました。

スキャルピングは普段行っているスイングトレードとは考え方が根本的に違います(と私は思っている)。
スイングは利益が乗ったらできるだけ伸ばすことを考えますが、一時的にでもプラスになれば、すぐに利益確定して逃げるのがスキャルピングだと思っています。

その考え方に基づいて、一方向に勢いのある状態の時に火事場泥棒的に数PIPS奪って逃げようというのが今回の手法のコンセプトです。

ただ、3本連続の陽線・陰線だけでエントリーする場合、出現頻度が多すぎるのと、エントリーの根拠が弱いという難点があります。
そこで5分足も同時に表示させ、5分足の向いているトレンド方向のみにエントリーすることにしました。
トレンドを見る方法としては、いつもの単純移動平均線(30)を使用。
ラインよりローソク足が上にあり、ラインが上に傾いていれば上げトレンド、ローソク足がラインの下にあり、ラインが下に傾いていれば下げトレンドと判断します。

5分足で上げトレンドと判断し3本連続陽線が出たらL、5分足で下げトレンドと判断し3本連続陰線が出たらSし、それ以外の場面では仮に連続陽線・陰線が出てもエントリーしないルールです。

連続陽線・陰線をシグナルにしたスキャルピング手法のルール

使用インジケーター

単純移動平均線(30)※5分足で使用

ルール

基本ルール

  • 資金10万円スタート
  • 取引枚数は1万通貨固定
  • 2022年1月3日~7日のGBP/JPYの1分足で検証

トレードルール

  • 5分足のSMAが上向いている&SMAより上にローソク足がある状態で1分足の陽線が3本連続した時にL、SMAが下向いている&SMAより下にローソク足がある状態で1分足の陰線が3本連続した時にSでエントリーする
  • +10PIPSで利益確定、Lなら陰線、Sなら陽線が2本連続したら強制決済、エントリー時の3本連続陽線(陰線)を下回った(上回った)時に損切りする

連続陽線・陰線をシグナルにしたスキャルピング手法の結果

トレード回数:268回(ロング:159回 ショート:109回)
勝率:39%(勝ち:105回、負け163回)
平均獲得:4.6pips(461円)
平均損失:2.8pips(276円)
4日間損益:+34.2 pips(+3,420円)

日別資産推移グラフ

連続陽線・陰線をシグナルにしたスキャルピング手法のまとめと反省

結果は4日間で+34.2pips、+3,420円となりました。

…なぜ4日間しか検証していないのかというと、この手段は4日で失敗だと悟ったからです。
1日目・2日目は成績が良く、2日目の途中に11万円台に乗った時には「これはヤバイ手法を発見してしまったぞ」と思ったものの、3日目以降どんどん勝率が悪化。

4日間の時点では勝率が39%と使い物にならない手法であることが判明しました。
スキャルピングは勝率が大事とよく言われるので、少なくとも50%を切る勝率ではダメですね。
1日目・2日目はたまたま相場が合っていただけでした。

私は「3本も続けて足が同じ方向なら勢いがあるだろう」と予想しましたが、実際の相場を見てみると全然そんなことはなく、むしろ「3歩進んで2歩下がる」みたいな展開もよくありました。
つまり、連続陽線・陰線というコンセプト自体が全く根拠にならなかったことになります。

今回の手法は大失敗でしたが、スキャルピングがどんなものかを考える良い機会になりました。
それでは次の手法に行ってみよー!

この結果は、あくまで私個人が検証した結果であり、実際の取引で同じような結果になる保証はありません。
あくまで参考として使っていただければ幸いです。

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