【FX】水平線を使ったレンジ向け逆張り手法を検証

FXの検証結果

前回の記事から10日。
私はこの間、様々な短期トレードの手法について考えていました。
色々な動画を見て勉強したりもしたのですが、勝ってそうな手法は裁量の部分が大きいものが多く、(カッチリ検証するのが難しそうだなぁ…)と、少し行き詰まりをみせていました。

そこで考え方を変えてみることに。
そもそも私に必要な手法とは何か?を改めて考えてみると、現在使っている「移動平均線のクロスを使った押し目買い手法」が通用しない場合のプランBとなる手法です。
「移動平均線のクロスを使った押し目買い手法」はトレンドに乗って大きく稼ぐ手法なので、この手法が苦手とするのは、当然レンジ相場ということになります。

ならばレンジ相場に強い手法をと思いついたのが、今回紹介する「水平線を使ったレンジ向け逆張り手法」です。

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水平線を使ったレンジ向け逆張り手法とは?

水平線を使ったレンジ向け逆張り手法とは、1時間足で水平線内に収まるようなレンジ相場になっている時、レンジ下限でL、レンジ上限でSするという非常にシンプルな手法です。
損切りはレンジ下限より下(レンジ上限より上)になるように、30~50pipsの範囲で設定し、利益確定幅も同じpipsに設定します。

リスクリワードが1:1なので、トレンドフォロー手法に比べて勝った時に大きくプラスに動くことはないですが、その分勝率を高め、手数で稼ぐことを目指しています。

エントリーから損切り・利益確定までの時間としては、大抵の場合は24時間以内ですが、日をまたぐこともあり、スイング寄りのデイトレ手法と言えます。

レンジ相場の見極め方

この手法はあくまでレンジ相場専用です。
トレンド相場で使ったら確実に死ぬので、相場の見極め方が重要となります。

今回の検証では15分足と1時間足を使っていますが、レンジ相場の見極めには1時間足を使います。
(15分足を表示させている理由としては、レンジ幅を分かりやすくするためです)

レンジ相場かどうかは、今回上記の図のように、例えば下げ相場で底をうつ、反発、再び底を目指すという相場の動きをしている中で、2度目の底が1度目と同じくらいの位置で止まった時にレンジが始まったと判断することにしました。

2番底を付けたのを確認して1度目のLエントリー、そのままレンジ上限に到達したらSエントリーと、レンジ終了までは往復を狙っていきます。
そして、レンジから外れ、損切りに引っかかった時点でレンジ終了とみなし、そこからは様子見になります。
但し、上図右側のように、レンジを外れた後すぐにレンジに戻ってくるパターンもあり、この場合はレンジ継続(もしくはV字パターンで逆方向へ突き抜ける可能性)と見て、少し遅くなってもLでエントリーします。

レンジ中、上限・下限まで到達せずに折り返すパターンもありますが、今回はその場合でも損切り・利益確定ポイントに到達するまでは見守ることにしています。

水平線を使ったレンジ向け逆張り手法のルール

使用インジケーター

ボリンジャーバンド(σ2)(15分足・参考程度)
単純移動平均線(7・30)(1時間足・参考程度)

今回の検証ではボリンジャーバンド、移動平均線を表示させていたものの、あくまで参考で、これらインジケーターのサイン等を使用することはありませんでした。

ルール

基本ルール

資金10万円スタート
取引枚数は1万通貨固定
2022年1月~6月のGBP/JPYの15分足・1時間足で検証

トレードルール

1時間足がレンジ相場の時、レンジ下限でL、レンジ上限でSエントリー
損切り・利益確定は、エントリー時に決めた30-50pipsの値幅とする(リスクリワード=1:1)

水平線を使ったレンジ向け逆張り手法の検証結果

トレード回数:142回(ロング:74回 ショート:68回)
勝率:59%(勝ち:84回、負け58回)
平均獲得:42.2pips(4,215円)
平均損失:42.1pips(4,206円)
6か月損益:+1,100.6 pips(+110,060円)

月別資産推移グラフ

水平線を使ったレンジ向け逆張り手法のまとめと反省

結果は6か月で+1100.6pips、+110,060円となりました。

超シンプルで定番の逆張り手法ですが、意外と勝てましたね。
ただ、2022年前半は値動きが少なく、レンジが多い相場だったことも大きいと思います。
長くトレンド相場が続くような時期ではここまで良い成績は残せないはずです。

勝率は約6割とそこそこですが、レンジ中に反転しそうになったら強制決済するなどで、もっと勝率は伸ばせるかもしれません。
ただ、反転しそうに見せかけてそのまま望む方向に行くというダマシもあるので、その見極めが難しそうです。

逆張りを上手くするコツは「焦らないこと」。
もうすぐレンジ下限(上限)に到達すると焦って早めにインすると、大抵損切りに引っかかります。
しっかり下限(上限)に来たことを見て、そこから反転しそうな雰囲気を感じ取ってからでも、全然遅くはありません。
利益確定幅は損切り幅を基準に設定するので、大抵はレンジの途中で利益確定になります。
焦らず、しっかり引き付けてエントリーしましょう。

今回の手法はそこそこレンジ相場で上手くいきそうなことが分かったので、次回は「移動平均線のクロスを使った押し目買い手法」を組み合わせて、どのくらい稼げるのかを検証してみたいですね。

追加検証により、勝てないことが判明しました…。

この結果は、あくまで私個人が検証した結果であり、実際の取引で同じような結果になる保証はありません。
あくまで参考として使っていただければ幸いです。

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