前々回の記事では「水平線を使ったレンジ向け逆張り手法」という手法を検証しました。
今回はこの手法を追加検証して分かったことを考察し、今後のプランについても考えてみたいと思います。
水平線を使ったレンジ向け逆張り手法は勝てなかった!
まず今回最も言いたかったことは「水平線を使ったレンジ向け逆張り手法は勝てない」ということです。
前回の検証では6か月で+1,100pipsとなかなか好成績を収めたのですが、2022年1月~6月のGBP/JPYにたまたま合っていただけでそれ以外の期間ではボロボロに負けました。
今から考えるとこの手法が勝てないのは必然であったように思います。
その理由は2点です。
理由①:勝率を高めて勝つしかないのに必ず負けるタイミングがある
この手法ではリスク・リワードを1:1に設定しており、勝ちと負けが同じなら基本的にプラスマイナス0になります。
要するに勝率を高めることでプラスに持っていくことを目指した手法です。
しかし、レンジで往復を狙っていると、必ず負けるタイミングが出てきます。
それはレンジブレイクするタイミングです。
レンジ内で1回負けても、それ以上に同じレンジ内で勝ちを2回以上出せればプラスになるのですが、残念なことに勝ちは最低1回保証とはいきません。
1回も勝てずにレンジブレイクしてしまうこともあります。
つまり、勝率を高めなければならないのに、分の悪い戦いをしなければならないのです。
理由②:レンジが水平線になるとは限らない
もう1つの勝てない理由はレンジが発生したとしても、水平線に沿ったレンジになるとは限らないことです。
最初の検証では上手く水平線にハマる場面が多かったのですが、追加検証ではガタガタのレンジや三角持ち合いなどの形で散々な結果となりました。
ならばと、ボリンジャーバンドを使った逆張りなども試してみましたが、やはり1つ目の理由から大きく勝てるには至らなかったです。
レンジ狙いの手法に対する結論
考えてみれば、どちらも検証せずとも分かりそうなことなのですが…無駄な時間を使ってしまいました。
そして、私の中で1つの結論に辿りつきました。
それは「レンジは狙うべきものではなく、避けるべきもの」ということです。
記事に出したもの以外でもいくつか手法を試してみましたが、積極的にレンジを狙っていく手法はかなり難しいというのがわかりました。
それを踏まえて、以下では今の手法をブラッシュアップするためにどうするかを考えてみたいと思います。
V字突き抜けパターンを組み合わせてみる
今、私の中で1つのプランとして、実際の相場で使用している「単純移動平均線のクロスを使った押し目買い手法」に、第12回検証で使った「V字突き抜けパターンを狙う手法」を組み合わせてみたらどうだろう?というものがあります。
これは、両方のエントリータイミングが重なったらエントリーではなく、両方のチャンスでそれぞれ別にエントリーする形で考えています。
この検証は近日中に行ってみたいと思いますので、お楽しみに。
相場観を身につけ、不要なエントリーを減らす
もう1つのプランは、現在の「単純移動平均線のクロスを使った押し目買い手法」の精度を高め、プラン1とは真逆にむしろ不要なエントリーを減らす方向性です。
このためには、相場がどちらに動くかを予想し、エントリーする・しないを判断する裁量トレードの要素が強くなります。
私はお世辞にも予想が得意とは言えないので、裁量力を磨くためには日々の相場を分析する力を養っていく必要があり、そのために相場日記をつけていこうと思っています。
今後は、できるだけ平日は毎日ブログに相場日記をつけていく予定です。
他の人にとって見れば、便所の落書きに近い記事になるかもしれませんが、もしよければ流し読みしてみてください(記事で書く予想を信じるか信じないかは自己責任でお願いします)。
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